タングルウッド音楽祭6 行き方のまとめ
日本からニューヨーク、ニューヨークからタングルウッド音楽祭への道のりは結構大変でした。英語が片言過ぎたことも災いするし、そもそも海外慣れしていない。でも、行ってみたかったタングルウッド音楽祭!
夏休みに、もしニューヨークに行く機会があったら、ぜひ、アメリカの素敵な避暑地の休日を楽しんでいただきたいです。
わたしたちは、ニューヨークのマンハッタンからどうしたらマサチューセッツ州のレノックスまで行けるか悩みました。
経験してみた結果は、マンハッタンは車の運転は難しそう…だけど、マンハッタンを抜けて、郊外に出れば案外、簡単に車を運転できそうだなと。
今回はマンハッタンからピーターパンバスに乗り、ピッツフィールド まで行き、そこからタクシーをつかまえるのにとても苦労し、レンタカーを借りるということをしたが、もっとニューヨーク付近でレンタカーを借りて、のんびりドライブしながら、タングルウッドを目指してもいいと今は思います。
8月18日日曜日さて、どうやってニューヨークまで帰ってきたか…。
ピッツフィールド駅 で親切にわたしたちをレンタカー屋さんまで乗せてくれた運転手さんが、一枚の紙を手渡してくれた。
タクシー会社の電話番号が書いてあるレシートだった!
レンタカー屋さんで、タクシー会社に電話をしてもらい、ピッツフィールドのバス停までたどり着くことができた。
ピッツフィールドの駅。
本当に周りになにもなかった。
電車が来たと思ったら、貨物列車で100車輌以上の連結車でビックリした。
ニューヨーク行きのバスに乗って、マンハッタンに戻ることができる!!
ちなみにまた同時刻に同じ場所から行き先が違うバスがもう一台先に来ていた。
行きのときの失敗を繰り返さないように、バスの行き先の確認は念入りにした。
でも、最後までアメリカだったこと・・・。
20分ほどの予定の次のバス停まで、すでに1時間がたっていた。
バスの運転手の後ろに座っていた女性客が運転手に話しかけたら、運行時間はフェイクタイムだって怒鳴り声でアナウンスしてた。日本ではなかなかお目にかかれない光景だった。
マンハッタンまで約4時間のところ、倍近くの時間をかけて到着。
レノックスのゴルフ練習場はなんにもないグリーンに打ちっぱなし。
気持ちよさそう~~。
また、いつの日かタングルウッドの森に戻ってこられますように・・・。
タングルウッド音楽祭 5
レンタカーの運転にも慣れてきて
ニューヨーク マンハッタンからのレンタカーをあきらめて、レノックスの隣町ピッツフィールド で借りたレンタカー。レノックスは車の運転がしやすいところでした。
午前中のヨーヨーマのリハーサル演奏会を満喫して、レノックスの町を散策しようとレンタカーで向かうが、駐車場もいっぱいでなかなか車を降りることができない・・。
結局、レノックスの町の中を車で通過するだけになってしまった。
ピッツフィールドに通じる通りに、大型のスーパーマーケットを発見してそこでお昼ご飯やタングルウッドでのピクニックのごはんを調達することにした。
しかもニューヨークに比べて安い!
ハムやお惣菜、ドーナツやお菓子、飲み物といろいろ購入した。
スーパーの駐車場でバス発見!!
こんな田舎でNo Carは本当にないと思う。
ボストンやニューヨークからのツアーでなければ、車無しのタングルウッドはないと思う。もちろん、知り合いがいれば別ですが。
二日目のホテル(モーテル)にチェックインして、夕方5時半に開場となるまでひと休み。古くてクーラーもないホテル。暑いけど、ドアを開けっぱなしにはできないし・・・。昨晩のホテル(モーテル)のほうがよかったなあと思いながら、夜の演奏会の準備をした。
再び、昨晩から3回目のタングルウッド音楽祭に。
昨晩に比べても静かでピクニックをしている人も少ない。
今日の演目は、シューマンの交響曲2番とブラームスのピアノ協奏曲2番。
今晩の演奏会がダンナ様にとってはメインの演奏会だ。チケット代は104ドル。
まずは18:15から始まるプレリュードコンサート(無料コンサートを鑑賞)。昨晩はセイジオザワホールでの演奏会だったが、今晩はリンドセンターという新しい会場だった。タングルウッドで学ぶ学生さんのコンサートみたいで、若い人がいっぱい鑑賞している。
ここで、鑑賞し終えて、今日のメイン会場のシェイドに移動しようと思ったら、いきなりの雷雨。少し雨宿りをしてから、シェイドに移動した。雷雨のせいでピクニックをしている人はいなくなってしまった。
演奏会の途中も指揮者も苦笑いしてしまうほどの雷雨。周りに壁のない会場なので、外の雷の音はブラームス、シューマンとミックスして聴こえる。
これも、屋外と会場が融合されているタングルウッドの森ならではかもしれない。
タングルウッド音楽祭は、音楽と自然、クラシック音楽をふだん聴かない人をクラシック音楽に近づけることができる素敵な演奏会だった。
あまり、クラシック音楽に詳しくないわたしも心から音楽を楽しめた。そんな貴重な経験をさせてくれたダンナ様の趣味に感謝!
音楽三昧なタングルウッドの休日でした!
明日はニューヨークに戻ります。
タングルウッド音楽祭 4 朝から、ヨーヨーマ!
タングルウッド音楽祭 2019年8月17日(土)
タングルウッド音楽祭2日目。
昨晩はボストン交響楽団の生演奏で大迫力のStar Wars!ニューヨークから移動もありぐっすり眠って朝からホテル(モーテル)の周りをお散歩した。
静かな静かな田舎町。
今日の演奏会は午前と午後の予定。
午前中のメインは、日曜日のプログラムであるヨーヨーマのリハーサル演奏会。
チケット代は34ドル。
9時に開場で、9時半からプレリハーサルトークがあるので、それに間に合うように会場入り。昨晩の熱狂と違って静かな土曜日の朝のタングルウッド。
リハーサル会場であるシェイドで席を探すときに、ボランティアの会場係が案内を手伝ってくれるが、なんと昨夜と同じ方にお会いして、その方がわたしのことを覚えててくれた!もう、ビックリ!「また、夜も来ます」とお伝えして席に着席した。
まだ楽団員が誰も来ていない舞台。
リハーサル前のトークは英語で曲の解説をしてくれたが、英語がまったくわからず単語をかいつまんで聞き取るお粗末さでした(^^;
このプログラムのリハーサルコンサートに行きます。
ヨーヨーマ氏がお孫さんを抱っこして登場!
ボストン交響の方たちと挨拶をしています。そして、今度はチェロを持って登場!
楽団員さんとの距離の近さ、楽しさが伝わってきます。また会場の人たちと近さも感じます。
ボストン交響楽団の皆さんもTシャツやカジュアルな姿で登場。それぞれ練習したり打ち合わせしたりして、リラックスしたムードでリハーサルが始まった。
ヨーヨーマのシューマンのチェロコンは本当にロマンチックな音でした。前から2列の席に座れて、朝からこんなに優雅な気持ちになれるなんて・・・。タングルウッドの森のさわやかな風で、ヨーヨーマで、ボストン交響楽団で、シューマンで、って本当の贅沢です。
4つのホルンのため・・の曲もホルン、すごく上手だった!
タングルウッド音楽祭 3
タングルウッド音楽祭
東京からニューヨーク、ニューヨークからレノックスにやっとの思いで到着して、まずは予約しておいたモーテルにチェックインをして遅いランチをした。
2019年8月16日金曜日の夜は、一番人気のプログラム
ボストンポップスオーケストラ
スターウォーズ A New Hope
大きなスクリーンで映画を見ながら、ほんもののボストンポップスが演奏してくれるって、なんて贅沢。管楽器も大人数で大迫力!
クラシック音楽好きでなくても楽しめるプログラムでした。もちろん、大混雑。みんな、演奏会前からピクニックを楽しんでいる。
わたしたちは、クラシック音楽のほうに興味があるので、ピクニックはせずに、スターウォーズの演奏会前にセイジオザワホールで催されたプレリュードコンサートを聴きに行った。
このプレリュードコンサートは無料!
開放感あふれるセイジオザワホールで、まずはカルテットを楽しんだ。
教会のようなホール!
ホールの後方はこんな開放されて、外からも音楽を楽しめる!
タングルウッドは大きな森の中を歩きながらホールをめぐる楽しさもある。
ピクニックを楽しむ方が多い中、散歩してメインのスターウォーズの演奏会までの時間を過ごした。
わたしたちは指定席のチケットを取っていたので、席に座って鑑賞。オーケストラの演奏も間近で大迫力!!
正直、スターウォーズにあまり興味がなかったわたし。でも、本当に感動の体験だった。最後にJohn Williams、ご本人の登場に会場の熱気は最高潮に!!
さて、帰り道、レノックスの隣町Leeのモーテルまでどのくらいかかるかな~。
帰り道、驚いた!対面通行の道を全部片側通行の帰り道2車線にして、通行を速やかにしていた。そのおかげで、30分ほどで帰宅できた。帰り道の大渋滞の噂も日本の渋滞に比べたらなんてことはなかった(笑)
タングルウッド音楽祭 2
タングルウッド音楽祭へ向けていざ!
ニューヨーク グランドセントラル近くのホテルに宿泊していたので、徒歩で42St ポートオーソリティ バスターミナルへ。
Pittsfield行きのバス乗り場を案内所で聞いて、乗り場移動。迷うことも想定して1時間近く早めにバス乗り場に到着した。もう10人以上並んでいて、中には別れを惜しむ親子もいたりして旅のムードもあがります!
ピーターパンバスは自由席なので、早く行ったら好きな席が選べます。
バークシャー地方行きの乗り場
バスの運転手さんにバウチャー(予約のプリントアウト)を見せて、「for Pittsfield?」と聞いてみたら、ぶっきらぼうに荷物を載せろの指示があり、バスの荷台に荷物を積んでから、バスに乗って出発を待っていると、突然、さっきの運転手が大きな声で「Pittsfield?」と叫んでいるよな気がする・・。手を挙げると、降りろと言われて夫婦ふたり茫然と降りることに・・・。隣のバスだみたいなことを言われて、隣のバスに乗りかえることに。
バークシャー地方行きのバスが同乗り場、同時刻に出発することになっていたみたいで、運転手もいい加減なチェックしかしないので、こういうことが起きたようだった。
Pittsfieldをめざすバスに乗ったはずなのに、心配でゆっくり休むことができず、夫もずっとスマホの地図アプリで今どこを走っているかチェックしていた。
なんとか30分遅れでPittsfield駅に到着。
あれ??思っていた駅の風景とは違う感じ・・・。
タクシー乗り場は??
なあーーーーーーーい!
ふつうは車で迎えに来てもらっているので、一緒に乗ってきた乗客はひとりもいない。
ウーバーでタクシーを探すけど、エリア外ってどういうこと!!!
車もあんまり通らないし。
レンタカーを借りる時間もせまっていて、どうすればいいのか途方に暮れていたら、おじいさんが声をかけてきた。タクシーを探していると話したら電話をどこかへかけてくれた。タクシーを呼んでくれたと勘違いしてお礼を言って、別れた。待てどもタクシー来ず・・・。
そこに1台のタクシーが見えたので手を大きく振りながら走ったら、止まってくれた!
でも、お客さんが乗っていた。が、諦められないわたしに、そのタクシー運転手さんは5分で戻ってくると約束して走り去っていった。
また、途方に暮れたわたしたち夫婦。
そこに、本当にさっきのタクシー運転手さんが戻ってきてくれた!
神様って本当に思った!
やっとの思いでPittsfieldのレンタカー屋さんに到着。
その親切なタクシー運転手に、日曜日、レンタカー屋さんまで迎えに来てほしいとメモを書いてお願いしたら、日曜日はお休みだと言われて、がっかりしていたら自分の勤務先のタクシー会社の電話番号を渡してくれた。
あとで調べてみたらPittsfield駅に泊まるアムトラックは1日1往復だけ・・。人がいないはずだった。
やっとレンタカーも借りて、タングルウッド音楽祭に行くことができる!!
Pittsfieldからレノックスまでの道は田舎道なので、マンハッタンのように怖いこともなく平和だった。田舎道バンザイ!!
タングルウッドの森の駐車場
今晩からタングルウッド音楽祭三昧♪
タングルウッド音楽祭 1
タングルウッド音楽祭へ行こうと思ったけど・・・
昨年秋、2019年夏ニューヨーク行きの特典航空券を取ってから、夫の大好きなオーケストラ演奏会とからめての旅を検討してみた。
夏の間はオーケストラの演奏会はお休み。ニューヨークフィルも当然演奏会はなかった。
そこで、ニューヨークから車で約3時間ぐらいといわれているボストン交響楽団の夏の演奏会があるマサチューセッツ州レノックスに行ってみようと計画し始めた。
マンハッタンからレンタカーは無理!!
マンハッタンからレンタカーを借りれば簡単に行けると考えていたが、運転するはずの夫が拒否・・・。そもそも、自分が行きたい主犯格なのに・・。
さて、どうやって行く???確かに海外で運転って敷居が高い。でも、自由に行動したい。
その日からアメリカの田舎町での演奏会に行くために地図とネットと格闘することになった。
マンハッタン以外ならレンタカーいいってこと?
わたしたちがマサチューセッツ州レノックスを訪れたのは2019年8月16日から18日の3日間。最終日が日曜日だった。アメリカは日本と違ってレンタカー屋さんでも日曜日にやっているところとやっていないところがある。
まず、日曜日にレンタカーを返せるところを探すことを前提に地図をチェックしてみた。
空港のレンタカー屋さんはほとんど開いている!
①ニューヨーク・34STペンステーションからアムトラックに乗ってニューヨーク州都 オールバニーで下車。オールバニー空港までタクシーまたはウーバーで。そこでレンタカーを借りてタングルウッドをめざす。
②ニューヨーク・グランドセントラルからノースメトロに乗って、North White Plainsで下車。タクシーかウーバーでウェストチェスター・カウンティ空港(HPN)まで行き、レンタカーを借りてタングルウッドをめざす。
と、ふたつの提案を夫にしたら、あまりいい顔をしない・・・。
ニューヨークやボストンからバスツアーがあるけど、日帰りのツアーばかりで夫の演奏会のチケットの日程と合わず利用できない。そもそもタクシーも走らないような田舎町に車なしで行ったら、どうやってホテルまで演奏会終了後帰ってくる??不安ばかり増す。
タングルウッド音楽祭が催されるマサチューセッツ州レノックスの近隣の町で、ニューヨークからバスが出ていて、さらにレンタカー屋さんが日曜日でも空いているところを地図でひたすら探すことになった。
やっと見つけたのが、レノックスの先にあるピッツフィールドという町。バークシャー地方では大きな町だという。アムトラックの駅もある!
ニューヨーク 42St ポートオーソリティ バスターミナルからピーターパンバスに乗ってPittsfield駅まで約4時間。そこからタクシーでレンタカー屋さんに行けるーー!!
バスもネットで予約できたし、ハーツでレンタカーを予約。
これで準備は万端だって思っていた、わたし。
アメリカをわかっていなかったことに気が付くのは、バスに乗ってからでした・・・。
次へ続く